みーる ランチセッション「大和川病院事件から滝山病院事件まで30年 変わらぬ精神科医療の課題」

1993年2月、大阪・柏原市にある精神病院「大和川病院」で発生した患者暴行致死事件。
当時、精神病院で新人ワーカーとして勤務し始めた私にとって、それはとても他人事とは思えない、でも自分の病院では起こるはずがないと思った事件でした。その最前線で活躍される深雪さんを遠くから見て、「すごいな・・・」と思いながら、どこか他人事の自分もいたのです。
 障害者の人権を考える事件が幾度となくニュースとなり、そして2023年、八王子市の滝山病院における事件の報道。ドキュメント番組の衝撃はSNSなどの拡散もあり、いままで精神病院に関心のない人々にまで問題意識が広がりました。事件がおこらなければ、命が奪われなければ問題提起ができないのか。30年前の教訓はどうした・・・。
みーるの理念、社会でおきていることを「当事者性をもって」考えることから「やさしい社会」が実現する。30年前と現在、最前線で声を上げ続けるお二人をお招きし、みーるが今できること、ランチセッションを開催します。

2023年7月1日(土) 開場11:00

場所 やさしいごはん みーる食堂  

11:30〜13:00 セッション開始
13:00〜14:00 ランチ

参加費 定員25名

みーるカレーランチつき  3,000円(15食限定)

ランチなし ドリンクつき 2,000円(10名)

お申込み

メール mir-recovery.0701@nifty.com

FAX  06-6732-3210

お知らせください

氏名・電話番号・
1)みーるカレーランチつき (玄米or白米)
2)ランチなし ドリンクつき

長谷川利夫

杏林大学保健学部作業療法学科精神障害作業療法学研究室教授
精神科医療の身体拘束を考える会代表
著書「精神科医療の隔離・身体拘束」(日本評論社)など。

山本深雪 

大阪精神医療人権センター

コーディネーター:山﨑明子(一般社団法人みーる 代表理事)

精神保健福祉士・公認心理士。

関西学院大学社会学部卒業。精神病院・精神科クリニックのPSWを経て、2010年に一般社団法人みーるを設立、障害福祉サービス事業所「リカバリースペースみーる」を開所、おもに精神障害・発達障害の地域生活支援を始める。2022年には就労支援の場として「やさしいごはん みーる食堂」を開店。「食」を通じて地域とつながり、精神医療保健福祉の課題を発信し、仲間が集う場として運営している

主催・問い合わせ

一般社団法人 みーる 
〒577-0841 東大阪市足代3-1-22

TEL :06-6732-3210

FAX :06-4307-5666
(やさしいごはん みーる食堂 06-6732-3211)

せっかく生まれてきたのだから、やりがいがあって、役に立つ仕事がしたいと考えて精神科医になったのだが、無我夢中で働いた最初の十数年が過ぎ、あれなんだか変だなと思ったら、命よりも金儲けを大事する病院の歯車になっていた。ところがいったん歯車になってしまった身の悲しさ、そこを抜け出しても次でまた歯車としてしか働けない。

アウシュビッツ強制収容所を生き延びたイタリアの化学者プリーモ・レ―ヴィによれば強制収容所の元職員たちはみな同じ言い訳をする。

「命令されたからした」「他の者達はもっとひどいことをしている」「私の環境ではそうせざるを得なかった」「もし私でなかったら別の者がさらに残忍なことをしただろう」

歯車はいつまでもこの言い訳を繰り返す。口から出そうになるこの言い訳を破って、初心をとり戻すにはどうしたらいいのか。頭を冷やすには時間がかかる。人の助けを借りて、学び直すのがいい。その絶好の機会だ。歯車をやめるために、歯車にならないために、ぜひ参加して欲しい。

くるみざわしん(劇作家・精神科医)

今回のご依頼 フライヤー制作

A4サイズ/表フルカラー・裏モノクロ/コート90Kg

デザインおまかせのパータンメイド。裏面の制作を追加オーダー。リクエストは「なるべくはやく」

一般社団法人みーる さま

東大阪市

ランチセッションチラシ